(借方:負債) 未払法人税等
【科目説明】法人税、住民税(都道府県民税と市町村民税)、および事業税の未納税額を処理する科目です。この未払い法人税等は、その事業年度終了時に確定申告書作成の結果、算出される各種税額を一旦計上し、決算2ヵ月後までに納付します。未払い法人税等を未払金と区別しているのは、計上する税額を不足税額の追徴などの更正を受けることも考慮に入れて、概算で、計上しておくことが多く、不確定な債務とみなされるためです。
当期決算利益に対し、法人税(30万円)、住民税(10万円)、事業税(20万円)を概算で未払計上した。
「解説」費用(法人税等)が増加し、負債(未払法人税等)が増加した。
借方 貸方
 法人税等 600,000 600,000  未払法人税等
確定申告書の申告結果から法人税(29万円)、住民税(9万円)、事業税(20万円)を預金から納付した。
「解説」資産(預金)と負債(未払法人税等)が減少した。
借方 貸方
 未払法人税等 580,000 580,000  預金
このとき未払法人税等に残額が残るが、追徴金等の対応に残しておく。
Last Updated : 2006.8.15